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流行について考えてみました。

”はやる”とか”はやらない”とか、創り手にとって見ればそれが商業プロダクトであるならば尚更、事前に分かるに超したことは無いでしょう。が、そうは問屋がおろさない。そこでマーケティングの登場です。何処の誰が、何を欲しているのか?どの層がどのような嗜好を持っているのか?それが分かれば、それにマッチしたプロダクトを投入できる、そしてそれは”はやる”と。が、そんな簡単にはいきません。



人の趣味嗜好は非常に流動的だし、世のありとあらゆる物から簡単に影響を受けてしまう。つい1ヶ月前まで「変なの」と思っていた物がいつの間にか「流行の最先端」に見えてきます。人が人に影響を与え相乗効果で加速度的に広がっていく現象が”はやっている”状態を生み出しているはずです。

最近よく耳にするのは「クチコミ効果」これはまさにマス広告の対局にあり、「人が人に影響を与える」を地で行くものだと思います。まぁみんなすぐに営業手法にしちゃうからな。。。そしてすぐ廃れると思いますが。

とにかくアイドルや俳優が「これって良いよね!」的に影響を与えるより、身近にいる親しい人から「これって良いよ」と言われた方が乗りやすいって事なんだと思います。



一方、実質的な機能を求める時、それはある意味で”はやり”とは無縁の判断基準が働きます。良い物は良い、これにつきる部分では”はやっている”状態かどうかは選択基準にならないものです。またそれは対比する対象が存在する状態でもあると言えます。AよりもBの方がこの点で良い、コストパフォーマンスに優れているといった話で選択されて行きます。



そしてアートやデザインという切り口で考える時、流行は非常に大切なキーワードになります。その時代にマッチした表現が良いとされ、そうでない表現が悪いとされるからです。いかに高機能であってもデザインが悪かった為に売れない(=”はやらない”)まま消えていったプロダクトは数知れず、その逆もしかりです。低機能なのにデザインで売れる。だからこそ今の商業デザインにはマーケティングが不可欠とされているのです。ただ、マーケティングによるデザイントーンの選定は「ある程度確実にはやる(=売れる)」は想定できても、それが限度です、それ以上は分かりません。あくまでリスクヘッジでしか無いように思えます。



ここまで書いていて結局の所、創り手が広範囲にアンテナを張り、それでも最後は「賭け」るしか無いような感じではありましたが、一つだけ確実に流行を生み出している商業プロダクトがある事に気づきました。それはファッションです。

ファッションの流行はその殆どが作られている状況と言って良いでしょう。世界の名だたるブランドが毎年各地で催すコレクション(パリコレとかそういうの)、各国のバイヤーやアパレルメーカーはそのコレクションでブランドの次期傾向を知り、それに合わせる形で自国の展開を決定します。そして作られたデザインが情報として「今年の春はこの色できまり」とか「今年の秋の流行はこのスタイルです」とかいってばら撒かれているのです。

で、世界の名だたるブランドってそんなに多くは無いですから、そのブランドのデザイナー(ディレクター)の数も一握り。という事は、少なくともファッションに於ける多くの”はやり”は彼らによって毎年毎年作られているという事になります。ティーンエイジ向けのブランドはコレクションには出たりしませんが、それでもやっぱりブランドのセカンドラインは確実に影響されてますし、その色使いや方向性に関しては良い意味でも悪い意味でも影響されていないとは言えないでしょう。

なんだか凄い話ではありますが。



”はやる”をつくるのはとても難しいようでいて、つくっている人もいるという事実。

んー、まとめられません。

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