アール・ヌーヴォー
学生時代のテキストは、ともすれば捨ててしまう事も多いかと思うが、今読んでも面白い、今だからこそ面白い物もあるもので。最近、ゼミのテキストだった柏木博著の「デザインの20世紀」という本を読んでます。
日常生活でデザインの果たした役割と生活が生んだデザインの歴史を大きな流れでとらえた名著だと思います。自分のゼミの教授だったんで持ち上げ過ぎかも知れませんが。
さて、そんなデザインの歴史の中でも日本人にはおなじみの「アール・ヌーヴォー」。どうにも自分自身、喫茶店の装飾がイメージされてしまうのですが、ウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフツ運動」に影響され、ムテジウス、ペーレンスの「ドイツ工作連盟」の活動と同じく関連した美術様式であり、デザイン改革の名称です。
アール・ヌーヴォーは直訳すると「新しい芸術」で、これまでの貴族階級の美術・芸術を大衆にまで広げました。自然界の造形(植物、昆虫)をモチーフに曲線を多用したデザインが特徴で、日本の浮世絵やイスラムの宗教芸術からも影響を受けた活動である事は有名です。
ミュシャやロートレックのポスターはグラフィックデザインの歴史に対しても大きな影響を与えました。
写真はパリの地下鉄の入り口です。
アール・ヌーヴォーの建築家、エクトル・ギマールの代表作がパリの地下鉄入り口なんですが、この写真は議マールの作品なのかな?街歩きの途中で撮ったものなので、よくわかりません。

